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農業と紬に支えられた歴史を大切に守り続けるまち・結城市

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画像引用元:トリップアドバイザー│称名寺
画像引用元:トリップアドバイザー│称名寺

【まちの概要】田園と田畑が広がるのどかな風景。日本が世界に誇る結城紬の産地

海のある茨城県でも東部内陸側、北側は栃木県に隣接している結城市。市内北部をJR水戸線と国道50号線が横断しています。主な交通は以上のふたつですが、JR水戸線については市内に小田林駅・結城駅・東結城駅の3駅を有しており、ここを中心にまちが拓けています。なお、2016年(平成28年)5月1日時点での人口は約5万2千人で、多くの人々がこの市街地を中心として集まる傾向があります。

市内南部は自然に恵まれた風景が広がっており、古くから続く農業が今もさかんです。農業に適している安定した肥沃な土地によって水田地域と畑地に分かれています。生産量が多いものは水田からわかるように稲作のほか、白菜やレタスなどといった露地栽培、促成栽培もみられます。

比較的温暖な気候がこういった農業がひろく行われている理由でもあります。年間平均気温は13.2℃。夏は高温多湿で雨が多めです。これは典型的な太平洋岸気候で、冬は乾燥した晴れの日が続き、また「日光おろし」と呼ばれる乾燥した北北西の季節風(からっ風)が吹きつけるのが特徴です。

結城市は「結城紬(つむぎ)」で知られています。奈良時代に常陸国から朝廷に献上されていた「絁(あしぎぬ)」がその原型とされており、後に常陸紬と呼ばれるようになりました。この常陸紬の生産の中心が結城地方であり、室町時代には「結城紬」と名を変え、幕府や管領に献上されるようになりました。以降、全国的に名の知れた物産となり今に至ります。

この歴史ある作業は世界中でも認められており、「糸つむぎ」「絣(かずり)くくり」「地機(じばた)織り」は、1956年(昭和31年)に国重要無形文化財、1977年(昭和52年)に伝統工芸品、さらに2010年(平成22年)にはユネスコ無形文化遺産に指定されました。

日本が世界に誇れる技術と作品は、日本人のみならず多くの外国人をも魅了するものとして結城市が今も大切にしている技術です。

【まちの歴史】古から伝わる農業と結城紬。結城朝光が残した現代に続く城下町の景色

現在も続く農業。これは、縄文時代から発達し栄えてきたものだといわれています。鬼怒川や田川沿岸といった水運の便に恵まれたことで、地理的にも経済的にも重要な地域としての役割を担っていたのです。実際に、市内には古墳や遺跡、土器などが多数出土・確認され、太古の昔から今に引き継ぐ基盤ができあがっていたものと推測できます。

鎌倉時代に結城朝光がこの地に築城したことで城下町として発展し、同時に結城紬も広く知られるようになります。当時の城下町の面影が今も市街地に残されています。曲がりくねった道路、時折見られる土蔵、点在する神社や寺院がそんな歴史を物語っています。

結城朝光の墓は、指定文化財(史跡)として今も大切にされています。当時の景色や物産が現代にも続いていることは大変貴重であり、同様にこの墓も地元の人々によって大切に保存され続けています。

【移住ポイント】「青年就農給付金」で若年層が農業に取り組みやすい環境を提供

結城市ではユニークな支援を行っています。それは、新たに農業を始めようとする若年層に向けて「青年就農給付金」という制度。これは、原則45歳以下の人で、新たに農業を始めようとする人の経営開始時の生活支援を行うもので、年間1人につき150万円を支給するというものです。今、地方移住をする中で最も注目されているもののひとつに農業が挙げられます。若い人たちも地方へ移り住み、新たに農業を始めるケースが増えています。もともと農業がさかんに行われているこの結城市での就農なら農業を始める地盤も環境も整っていますから、今までとは全く違った生活を求めたい人や就農に興味がある人にとっては非常にうれしい支援になるのではないでしょうか。

【ファミリー移住】痒いところに手が届く!手厚い支援で妊娠中から子育て中のママを助ける

結城市では、妊産婦の不安解消や子育てをしながら生活を送る女性の支援として「出産・子育て応援事業(妊娠・出産包括支援事業)」を行っています。

初めての妊娠はさることながら、こどもが増えれば増えるほど母親の負担は大きくなります。そして、それはこどもを持つ女性として当たり前の環境として見過ごされがちです。さらに、「母親は甘えるのが苦手で我慢が得意」という言葉に例えられるように、知らず知らずのうちに追い詰められてしまう女性が後を絶たないのも事実です。

そんな女性を応援し、妊娠中から子育て期間まで切れ目なく支援を行う体制を整えました。具体的には、産婦人科等で行われるマタニティクラスなどの中で、産前・産後の心身の悩みを相談できる環境を準備するほか、調査にて必要と判断された場合の支援計画作成とそれによる支援を行っています。さらに、医療機関に宿泊した上で母体および乳児のケアおよび育児に対する不安の解消促進や育児指導支援も行っています。

これらは、母親の負担や不安の軽減だけでなく思わぬ事故や虐待の防止にも効果があり、子育て中の母親にとって重要な位置づけであると考えています。

【シングル移住】リーズナブルな家賃が魅力。年中行われる市の魅力が詰まったイベントも

結城市の家賃相場は、1K~1LDKで4.28万円~5.34万円、2DK~2LDKでも4.89万円~5.44万円と、かなりリーズナブルな家賃相場になっていることが魅力です。参考までに、3LDKの家賃相場も6.66万円。結城市では、都心部のミニマムなシングルライフの家賃相場相当で広々とした部屋を借りることができます。都心部での生活と同じ家賃水準で広い部屋を借りて生活するのも優雅ですし、コンパクトなシンプルライフで家賃を節約するのもまたよいでしょう。

日常生活を便利に送るためにはマイカーが必要になります。基本的に車社会なので、駐車場はおおむね物件に完備されているか、または近隣に用意されていることがほとんどです。軽自動車でもいいので、1台マイカーを所有しておくと不便なく生活することができます。

駅周辺の市街地はなんでも揃っていますので、日常生活で困ることはまずないでしょう。病院や薬局などの医療機関、銀行・郵便局・ATMといった金融機関、スーパーやコンビニ等の買い物施設も便利なところに設置されています。

市内では、1年を通してさまざまな祭りが催されています。春は「さくら祭り」夏は「ホタル祭り」秋は「結城市農業祭」冬は「節分祭」など、地元を深く知ることができるイベントが盛りだくさん。時間を見てこういった市のイベントに足を運んでみるのも楽しそうです。

【おしごと】多種な職種・業種は大きなまちならでは。創業支援も充実

結城市での就職・就労については、市街地を中心に一般的な業種・職種の求人がなされています。他の地域と大差なく仕事探しができると考えて問題ありません。地域性があらわれている職業としては、ゴルフ場の運営管理や家畜の肥育などがあります。

創業に関してもしっかりとした支援を行っています。結城商工会議所では、「経営改善・創業支援塾~スタートアップセミナー~」として、創業を検討している人に有益なセミナーを実施しています。他と一線を画しているのは、座学だけではなく先進地の視察や商店街でのフィールドワークなど、実際の場を直接見ることができるところ。より具体的に創業を身近に感じることができるので、市内での創業を検討している人はぜひ参加してみてください。